第1回粒谷区合唱団×黒川和伸 合唱練習会

2012年3月10日(土) 13時30分より、第1回粒谷区合唱団×黒川和伸 合唱練習会 The Kurokawa Clinicが開催されました。

本日の練習曲は、モーツァルト作曲「Ave verum corpus」と千原英喜作曲「宮沢賢治の最後の手紙」でした。

みっちりと発声練習をやっていただいてから、前半はAve verum corpusを、天才モーツァルトが編み出した、通り一遍ではない凝りに凝った和声からラテン語の意味や響きまで丁寧にご指導いただきました。歌ったことはなくてもどこかで耳にする機会の多い名曲ですが、奥の深さに感動すら覚えました。どれだけ練習しても新しい発見があるのではないでしょうか。

休憩時間を挟んで「宮沢賢治の最後の手紙」です。こちらは事前に音取りをしていたとはいえ、歌い慣れているとはいえない新しい曲ですので、難しい音型を中心に譜読みからしっかり見ていただきました。日本語の曲として、どれだけ言葉を大切に音に乗せることができるか、また、土着的というか、フォルクローレ的なリズムに込められた意味など、ただ漫然と音を追っていてはわからないことがこれでもか！とばかりに黒川先生から繰り出され、とても刺激的な時間でした。千原先生のコメントには「なんでもあり」となっていましたが、ちゃんとした音楽にしていきましょう！という黒川先生の意気込みがメンバーにもビンビン伝わってきて、密度の濃い練習になったと思います。

練習の模様はUSTREAMで公開されました。

総勢20名という、粒がつ史上最多人数での合唱、皆様と声を重ね合わせることがとても楽しく、ありがたい一日でした。

粒谷区合唱団としては、はな頃コンサート以来の大きなイベントで、準備段階からメンバー一同はりきって取り組んで参りました。とはいえ不慣れな点も多く、参加された皆様にご不便をおかけしたことが多々あったかと思います。今回は、団員とゲストメンバーの皆様との交流があまりできなかったという反省がありますので、次回はできる限り改善して参りたいと思います。「粒がつと歌うと楽しい！」と思っていただけるような団に成長できるよう、これからもがんばります！